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クリップボルト

クリップボルト

乗用車ではまずないですが、大型自動車の場合、タイヤを止めているボルトが折れる場合があります。原因はボルトの劣化により、ボルト内部に亀裂が入ることが多いです。その他、クリップナットの締めすぎによるボルトの伸びが原因です。

大型車は荷物を積載するので、当然タイヤにも負担が掛かります。タイヤに負担がかかるという事はそれを支えているクリップボルトにはかなりの負担が掛かるのです。

車体を持ち上げてタイヤを外そうとして、インパクトレンチでクリップナットを外そうとしたときに、固くてなかなか緩められない場合や、緩むけどネジ山が固くつぶれているものは交換が必要になる場合があります。

ひどい場合には緩めている途中でクリップボルトが折損してしまう場合もあり、この場合は折れたボルトとその隣接するボルトの合計3本を交換します。

しかし、その車輪のクリップボルトはすべて同じ条件で使用しているので、その他のボルトも内部で亀裂が入っている可能性があります。あまりにもボルトの破損状況がひどい場合は8本すべて交換することになるのです。

3本の交換と8本の交換、比べてみると8本のほうが高いと思われがちですが、両方とも作業工程は同じで、交換する本数が3本か8本の違いだけです。作業的にはブレーキドラムを外すことになり、工程はかわりません。

3本交換してその時は治っても、すぐに残りの5本のどれかが折れてしまっては工賃が2倍かかるので、一回の作業で済ます方が効率的になるのです。

クリップボルトの交換では、ハブシールと呼ばれるものも交換する場合があるので、余分な部品交換になると思う方もいます。その時は、ハブシールの状態を確認して、シール部分がそれほど減っていなければそのまま使用しても問題ありません。

タイヤを支えている重要な部分なので、慎重な判断が必要になります。

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